戦争を知らない世代②

戦争を知らない世代が戦争の恐ろしさも知らずに「戦争しよう!中国倒せ!」っていうのが嫌だという。それなら、戦争を知らない世代が戦争の恐ろしさも知らずに「戦争はしたくない」というのは、すべての戦争経験世代がすんなりと受け入れられるものなのかなあ?

震災後に「東京の人にはわからないよ」「被災者の気持ちがわかるはずがない」「寄り添うことなんてできない」という言葉が頻繁に聞かれた。巨大な地震津波の被害に遭った人たちの中には、「共感したフリなんてしてほしくない」と感じる人だっていた。わかってほしい、理解してもらいたい人も、もちろんいた。

戦争を経験していない人に、軽々しく「戦争は悲惨ですよね。よく分かります。もう二度と起こしません」なんて言ってもらいたくない人だっているんじゃないのかな。