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続きあとで201605271200

10年ほど前に出会った本に、アメリカの一般市民にひたすら「日本についてどう思うか」を聞いて回った『アメリカ「対日感情」紀行』というのがある。

筆者の横田さんは全米50州をめぐる旅の途中、町のカメラ屋で写真の現像をするたびに、フィルムがなくなったりちぎれたりすることに大変困ったそう。なんといっても店員の対応。「がんとして謝ろうとしないし、責任もとろうとしない」姿勢に神経をすり減らしていったそう。
そこで彼は、えひめ丸事故でのアメリカの対応を見たときと、同じようなことを感じたという。
「日本の社会において謝罪とは立派な行為として受けとめられる、とわたしは考えている。自らの過ちを認めて、許しを請う。謝罪を受けた側には、同じく潔く相手を許すことが求められる。浪花節との批判もあるだろうが、謝罪のもたらすみそぎの効果が、日本を住みやすい国にしているのは確かだ。日本人にとって、過ちを犯しながらそれを謝らないのは、過ち以上に忌みきらわれるものだ」と。