ひとりごと絵本

ちまたで「7日間ブックカバーチャレンジ」が流行っているのを見ていて思うことがある。一つは自分が好きな本を紹介したい人は多いんだなあ、ということ。もう一つは、わたしはやっぱりこの手のものが苦手だなあということ。

 

こういったものへの反対意見として「チェーンメールっぽくって嫌」というのをよく見かけるけど、わたしの場合はバトンが自分に回ってこないから仲間はずれにされている感じがして、そもそも、そういう状況を作り出すものが苦手だなと思う。SNSって常にオープンでつながりやすいイメージだけど、つながりやすいからこそ、さらっと仲間はずれが起こるような気がする。もちろん仲間はずれのつもりじゃないのはわかっているし、悪気がないのも分かっているし、バトンを回してほしいわけでもない。

 

人と人とのつながりが見えてしまうのは、ときにトゥーマッチだと感じてしまうのだ。

 

 

 

 

ということで、きょうもわたしが好きな本をわたしのペースで勝手に紹介します。いつかどこかの古本屋で買った100%ORANGEの『ひとりごと絵本』。

 

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「風呂でひざを閉じたり開いたりして水流を作って遊んでいたら股関節を痛めました」とか「CDが終わって急に静かになる時、けっこう好きです」とか、自分だけのように思っていた超プライベートな日常が、どこかの誰かも同じようなことを感じているんだなって思って温かい気持ちになる。なによりイラストがかわいい。

 

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改めて読んだら、あとがきにこんなことが書いてあった。

 

(略)僕はそんなことばかりやっているけど、ブログやツイッターなどに思いつきのあれこれをひとりごとみたいに書き込むのは好きで続けています。ネットはオープンな場所だけど、書けば書くほどなんだか孤独になっていくようで、そこが性に合っているのかも知れません。

 

「ネットはオープンな場所だけど、書けば書くほどなんだか孤独なっていくようで」。この言葉にすごく共感してしまった。

うまく表現できないけれど、孤独だからこそ、自分の心を守れることもあるんだと思う。

 

 

 

最高気温が25度超となった今日、家の近くを流れる川から聞こえるカエルの鳴き声に耳を澄ましていたら、ランクヘッドの「夏の匂い」を思い出した。高校生以来の夏の定番ソング。

 

 

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余談だけど大学生の頃、下北沢のマクドナルドでランクヘッドのギタリスト・山下壮さんに遭遇したことがある。でもわたしがランクヘッドにハマっていたのは高校生の頃で、熱はすでに冷めていたから声もかけずに終わった。好きになるタイミングとはとても重要な気がする。 とにかく「夏の匂い」は良い曲。 

 

 

 

 

毎日ブログを書きながらわたしっていっつも何かに怒ってるんじゃないかと不安になってくるけれど、人よりちょっと独り言が多いだけだと思うことにした。取り止めのない話になりました。