最近のこと

今日もブログを書こうとして、結局育児に追われて書けず、書きたいことは忘れてゆき、フラストレーションだけが溜まっていく。

 

昨日かな、夫が「子が生まれる前の方が良いということではないけど、あの時はあの時で楽しかったよね」と言っていた。わたしも最近同じようなことを考えていたところで、これまでの夫婦プラス犬一匹の無責任で自由な生活、思いつきで飲みに出かけたり県内外、国外へも行こうと思えば実現しちゃう感じ、夏の夜に自転車で銭湯に行き、食堂に寄って冷やし中華を食べて帰ってくる感じ、スキーとスノボのために有給とって3泊4日しちゃう感じ、いま振り返ると「大人の青春」みたいで楽しかったなあと思う。一方で、子どもは早ければ高校卒業と同時に親元を離れる。たったの18年間だ、子育てが終わったときにはやはり今と同様に、過去を振り返ってあの頃はあの頃で楽しかったよね、と笑い合えるんじゃないかなと思った。何歳になっても、過ぎ去った日々は青春時代のように懐かしめるのかもしれない。

 

妊娠中と出産後の漠然としたつらさ。何でかなと考えていたら、原因のうちの一つは、自分の身体を自分でコントロールできなくなることにあるんじゃないかと思った。つわりもそうだし、出産後は胸が張ったり生理が再開したりしなかったり・・・。特に出産まで(妊娠中)は薬による対処療法もできないから、ただ耐え凌ぐしかない。自分の身体に振り回される感じが何ともつらいのだ。

 

三月一日は出産後初めての仕事をした。片道一時間、高速道路を運転して取材先へ。運転は良い。好きな音楽を聴くのは楽しいし、変わりゆく景色を見ながら考え事をするのも楽しい。人に会って話を聞くのはもちろん楽しくて、だから私は意地になってこの仕事を続けているのだけど、この日話を伺った方がきのう話を伺ったひとが「人に会うのが楽しくて宿をやってる」と語っていたのが印象的だった。生計を立てるのももちろんだけど、私たち、お金を稼ぐためだけに仕事をしているわけじゃないのだ。生活を維持するための仕事だけど、それはお金を得るためだけじゃなくて、生きていることを実感するためでもある。育児は楽しいし娘が好きだ。でも、仕事も同じくらい楽しい。もっといろんな人に会いたいしいろんな景色を見たい。もっともっと色んな景色が見たい。

 

やっぱりnoteが書けない。フリーライター・編集者の私、というのを意識したとたんに、自分が他人からどう見られたいかが分からなくて、どんな自分として文章を書けばいいのか分からずに迷子になる。

 

取り止めがなくなってきたけど、育児生活が始まってから袋麺やレトルト食品、スーパーの惣菜に頼るようになった。これまでカップ麺もほとんど食べなければレトルト食品を毛嫌いし、スーパーの惣菜なんてほとんど買ったことがなかった。好き嫌いの問題ではなく、ただ単に、これまでは時間があったんだなあ。

 

三月三日、生後59日の今日は娘の初節句。「初節句」という言葉は聞いたことがあったけれど具体的に何をしたら良いのか?雛人形って何のためにあるの?って感じだったので、とりあえずスーパーの雛祭りコーナーでちらし寿司を買い、ケーキ屋さんで食べたいケーキを買って娘と格闘しながら美味しくいただきました。おわり。