ネットバカ世代

昔のアイドルとか芸能人って今ほど、バッシングされたりアンチがいたりってことなかったよなあ、とふと思う。
テレビや雑誌に出る人がブログやインスタグラムやその他SNSでプライベートまで公開するようになって、文句をつけられてしまうようなスキができたんだろうなというのが一つと、掲示板や、同じくSNSで同じ思いを共有する場ができたのが大きな理由なのかなあ(人の悪口って友達二人で話すよりも、大人数でわいわい話したほうが楽しいし、いじめるにしても集団でやるほうが楽しい)。
弱いものいじめに加えて、強いものいじめが現れたのはいつからなんだろうと思う。学校や職場といった狭いコミュニティでの弱いもの、異質なものいじめと、有名人や企業といった自分とはかけ離れた世界の強い(人気者で、成功しているひとたち)いじめは全く違うもの。後者の場合は、いじめる(アラを見つける、一斉に叩く、表舞台から引きずり下ろす)ことで、らなんだろう下剋上ではないけれど、「勝った」気になるひとがいかに多いことか。
 
フェイスブック上で他人の、他人とのやり取りや人脈や仕事、プライベートまで必死に追いかけている人が呆れるほど居る。
プライベートまで公開することで息苦しくなる、シェアすることで疑心暗鬼になる、つながることで孤独になる。
21世紀の人間を見て技術革新前の人たちが未来を憂う。