日記

昨日の朝、てきぱきと身支度を済ませていざ出発というタイミングで保育園から着信があった。事務の先生によると、娘が登園後すぐに嘔吐し、しばらくしてまた胃液のようなものを吐いているとのこと。夫が気を利かせて「俺が迎えに行くよ」と言ってくれたので、娘のことは任せてそのまま県立図書館へ向かい、取り急ぎの原稿を仕上げて昼過ぎに帰宅した。家に戻ってきてから少し食事をとったものの、依然としてだるそうにしている娘。風邪のような症状はなく、熱もなく、ただだるそうにぼーっとテレビを見ながら横たわっている。そんな娘に寄り添って横になるうちにいつの間にか一時間ほど眠っており、気づいたら隣には暇そうにしている犬がいて、反対側には一時間前と変わらない様子でディズニープラスを視聴し続ける娘がいて、窓の外には青空が広がっていて、なんだか穏やかでいい日だと思った。その後、夫は仕事のため外出。娘が「ママ、あそぼう」と誘ってきたので付き合ったものの、体力が落ちているのかすぐに横になっていたので、寝室まで連れて行って寝かせることに。突然手持ち無沙汰になった平日の午後4時。1ヶ月以上手をつけていなかった手書きの日記帳を久しぶりに開いて、まとめて記録を書くことにする。ほとんど記憶のない3月のこと、そして先日のディズニーリゾート旅行のこと。ディズニーでの出来事を振り返るなかで、娘に対し「いろんな経験をさせてくれてありがとう」と書いてハッとした。「いろいろな経験をさせてあげたい」と思っているのは親である自分だったはずなのに、気づけば娘を通じて新たな経験をしたり見たことのない景色を見せてもらったりしている。先生が胃液と話していたのは、娘が朝飲んだオレンジジュースだった。オレンジ色に染まった内履きは、ウタマロ石けんでは汚れが落ちなくてドキッとしたけれど、ハイターに浸けるとすぐに元の白さを取り戻した。長い昼寝から目覚めた娘に好物のドーナツを食べるかと聞くと、「ぐあいがわるいときはドーナツたべちゃだめなんだよ。ぐあいがわるいんだから。ごはんをたべないとだめだよ」と言って元気に白ごはんを食べていた。