今に集中すること

たまたま、最近読んだいくつかの本に同じようなことが書いてあった。今に集中すること。明日の自分、将来の目標、未来の世界を想像するのではなくて、今を感じること。今を生きること。今を生きるって、まあよく聞く言葉ではあるんだけど、本当に「今」を生きられているだろうか?想像も、不安も恐怖も、考えれば考えるほどに膨らんでいく。誰かに対する不信感、疑念。憎しみ。私がいま恐れていることは、本当に私の身に起こっていることだろうか?私が今、誰かに対して抱いている嫌悪は、本当に今、私がその人に対して抱くべき感情だろうか?もしくは、その人は今、嫌悪を抱くべき対象だろうか?怖がらずに直視すること。会うこと。読むこと。話すこと。知ろうとすること。今自分に入ってくる情報を、今自分が感じたことを信じること。今そこにあるものを信じること。余計に振り返らないこと、余計に先読みしないこと。私は過去や未来に囚われすぎて、本当に大切にするべき今を少し蔑ろにしていたかも知れないなと思った。