日記

母のすすめ(?)で、もう何年ぶりかわからないネイルサロンにきた。たぶん前に来たのは前の前の会社に勤めていた頃、ご褒美旅行でタイに行ったときで、おじさんたちとの飲み会が終わったあと、夜ひまでタイの街をぶらぶらしたついでにネイルをしてもらった気がする。マニキュア(っていう呼び方は古いのか?)は爪が呼吸できない感じがして苦手でほとんど塗らないけど足の爪なら耐えられそう。単にジェルネイルするって言ってもまず塗る前に爪を削って甘皮削ってとにかく丁寧に施術してくれるネイリストさん。一つひとつの作業はシンプルなのかもしれないけれど私からしたらその一つひとつを丁寧にできることがめちゃくちゃすごい。他人の仕事を「誰にでもできる仕事」とかいう人がいるけれど、じゃあ自分はその技術を習得するために勉強したり経験を積んだりできるかとか、仕事として続けていけるかとか考えたときに、仕事ってその仕事自体の難しさよりも、向き不向き、好きとか、好きじゃなくても続けられるかとかそういう要素の方が大きく影響しているような気がして、やっぱり「誰にでもできる仕事」なんてないんじゃないかと思うに至る。よく「モラハラ夫が家事なんて俺にでもできるって言うからやってもらったら一、二日はもちろん完璧にこなせるんだけどそうじゃなくてそれを365日できるのかよ」みたいに怒ってる人の投稿をSNSで見かけるけれどそんなようなこと。継続は力なり、もし自分がなにかをずっと好きでいたり一つのことを続けていたりしたらそれはもう立派な才能。