四十八日目

春のような陽気で、いまが二月ということを忘れそうになる。久しぶりにピアノが弾きたくなって大卒で入社した会社の初任給で買った電子ピアノを引っ張り出したけど、さすがに頭の中から色んな楽譜が抜け落ちていた。

 

来月の長距離移動に向けて、子を連れて総湯へ。駐車場まで歩いている途中、子を抱きかかえた夫が「100年分の人生を抱えている気分」と言っていた。いい表現だと思う。