アルバム

わたしが生まれた頃の写真がたくさん詰まったアルバムを母が引っ張り出してきて、二人で見た。20年以上前、1990年代初旬の空気が流れていて、とても懐かしいと同時になんだかとても大切なものを失ってしまったような気がした。なんか、アナログ的な、、、、人と人とのつながり的な、、、、そもそも、現像しないとどんな写りか確認できないフィルムカメラだって。20年後、今のわたしを振り返って、また何か「失った」気持ちになるのだろうか。数年後にそれほど貴重に思えるものは、いま大事にすることができないのだろうか。あたたかい社会であってほしいし、そんな社会をつくる大人になりたい。