朝、夫と顔を会わせたくなくて隣で寝ていた娘が目を覚ましたことに気づいたものの寝たふりを続けていたら、娘は私の布団に入ってもう一度寝ようとしてみたり暇つぶしで歌ってみたり私のまぶたの上に「あずきのチカラ」をのせてみたり「おはよー!」と話しかけてみたりしていたけど最終的に私を寝室に残して先に夫が起きているリビングへと向かった。しばらくしてふたりで朝食をとり始めたのか「めっちゃおいしい」「わ、めっちゃおいし〜!」「やばいおいし」と娘の声が聞こえてくる。「めっちゃおいしい」「やばいおいしい」は娘が最近よく言う言葉で、口に手を当てる仕草をするのがまた可愛らしい。他にもおままごとの台所に立って「いまよういするからね」「いまつくってるからね」と食事の支度(の仕草)をしてくれたり、私がこたつで休んでいると皿やパン(のおもちゃ)を持ってきて「できたよー」「ママたべてね」「おかわりあるからね」「いまお水持ってくるからね」と声をかけてくれる。注文(オーダー)を取ることにもハマっていて、メモ用紙とペンを持ち私や夫に「ちゅうもん?」とたずねて「オレンジジュースひとつ」とか「ホットケーキ」とか言うと「おれんじじゅすね」、「ほっとけーき」「ぽてと?(いる?)」とか手を動かして何やら線を描きながら注文を繰り返す。子どもの成長は本当にあっという間で、こういったほっこりするエピソードもそのうち忘れてしまうのだろうか。忘れても構わないのだけどいつか思い出したくなったときに残しておけばよかったって後悔したくないからここにでも書いておくことにした。