育児的日記

今年のはじめ、娘のためにクレヨンを買いに行ったら売り場に「ぺんてる」のものと「サクラクレパス」のものがあり、違いがわからなかったから海外製造ではなく日本国内で生産しているサクラクレパスのものを選んだ。ほかに目立った違いといえば、かつて「はだいろ」と呼んだ色をぺんてるは「ペールオレンジ」と表記し、サクラクレパスは「うすだいだい」と書いているくらい。で、サクラクレパスのクレヨンを手に入れた娘はうすだいだい色がいちばんのお気に入りで、そこにうすだいだい色と書いてあるのだから私がわざわざ「はだいろ」と言い換えて教える理由もなく、「うすだいだい色が好きなんだね」とか言っていたら娘も「うすだいだい」という言葉を使うようになった。のだけど、おとというすだいだいのクレヨンを手にした娘が「はだいろ!」と言っていて、なんでだろうと思って夫に話してみたら「俺も気になってた。保育園で先生がそう言っているんじゃない?」と言われてそれはありそうだなあと。大したことではないけど少し気になった。もう一つ、先月迎えた娘の2歳の誕生日に、父が(母から提案されて)おままごとキッチンを贈ってくれて、母の思惑通り娘はすごく喜んで毎日「いま用意するからね」と言いながら料理をするフリをしたり、私が食器を洗っていると「娘ちゃんも洗うね!」と言って流しで作業をしたりとかなり楽しんでいるのだけど、娘の様子を見ている限り、女の子だからおままごとキッチンで遊ぶのが楽しいのではなく、性別関係なく子どもは楽しんで遊べそうなものだと思うのだけど、果たして男の子が誕生日プレゼントにおままごとキッチンをもらうことってあるのだろうか。妊娠中散々悩んだが、私はジェンダーを押し付けたくないみたいな理由で自分の子どもにピンクも青色も着せませんオレンジや茶色や緑の服を着せるんです、みたいなこともナンセンスだなあと思ってスカートも履かせるしピンクの服も着せるし(だってかわいいもん)青も緑も着せる。乗り物が好きだからパトカーや消防車のおもちゃも買ってあげるしいとこからお下がりでもらったレゴでも遊ばせるしキティちゃんのぬいぐるみも買ってあげるしシルバニアファミリーでも遊ばせる。保育園とか祖父母世代とか進学すれば先生とか社会とか会社とかいろんなシーンでいろんな人に出会い旧来的な価値観を押し付けられたりすることもあるのだろうけどなんか親世代ができることってたくさんあると思うんだよなあ乱文。