わがままな人間

物理的な断捨離を進めていった結果、ささやかなこと(のようではある)だけど、いわゆるプロフィールを大幅にカットした。これまでのプロフィールは、新聞社に在籍していたとか、雑誌社で編集者の経験があるだとか、今はフリーランスのライター・編集者として仕事をしているとか、仕事のことばっかりが書いてあった。仕事ももちろんアイデンティティの一つではあるけれど、仕事(キャリア)がイコール私ではない。働いていてもそうでなくても、仕事があってもなくても、私は私だ。なんとなく、これからはそんなことを大切にしていきたいと思った。

 

大阪なおみの記者会見拒否に関連した記事を読んだ結果、もろもろ端折るけど、魂を大切にしようと思った。魂、自分のこころ、精神。そんなことを考えていたら、会社をやめてフリーランスになったこと、出産を経て一度「社会」と呼ばれるものと断絶されたことは、かなり自分にとってポジティブに働いているような気がした。このところめちゃくちゃ生き方について考えてる。どれだけ働いて、いくら稼いだら自分は満足するのか。家族との時間はどれくらいほしいか。どこに住みたいか、死ぬまでに何を実現したいか。会社員のときは忙しさで自分のことを考える余裕もなく、とにかく仕事に集中して自分のことは二の次、三の次になっていたけれど、仕事より何よりも先に、どんな生き方をする・したいかを考えることは、大切な気がする。

 

仕事での県外との往来はオーケーで、帰省は自粛。ミシュランガイドに掲載されている有名店は、緊急事態宣言中であっても県外のセレブで満席。無理矢理にでも開催されようとしているオリンピックと、感染拡大状況によっていとも簡単に中止になる学校行事。自然保護、SDGsに反して切られる代々木公園の木々。理解できないことが多すぎて、自分が生きている現実がどこにあるのか分からなくなる。

 

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