146日目の赤ちゃん

甲状腺ホルモンの値がピークに達したのか、だんだん体調が良くなってきた。赤ちゃんを抱っこして外に出かけることもできるようになった。今日の夕方は甘いものが食べたくて、近所のセブンイレブンまで。赤ちゃん、相変わらず空や風景を一生懸命眺めていて、その姿を見ているだけで幸せになった。赤ちゃんの手はとても柔らかい。そして温かい。あの、ふんわりとした優しい手でこちらの手を掴まれると、気持ちよくて心まで和らぐ。インスタをやめてから(たまに見るんだけど)、毎日、自分のために生きているような感じがする。母がよく赤子の写真をストーリーにアップしてほしいって言っていたんだけど、それもやめて直接送るようになった。何かにつけてすぐ写真を撮ろうとしていたんだけどそれってなんのためだったのかなとか思うようになり、インスタをやめてからは無闇矢鱈に写真を撮ることもなくなった。言葉の使い方がちょっと違うと思うけど、一瞬一瞬を、私は見納めている感覚だ。夫と、友達って何だろうという話をした。よく会って遊ぶのが友達?頻繁に連絡を取り合うのが友達?私の大好きな人は、大学卒業以来会っていない友達もいれば、ラインでしかやりとりしない友達もいるし、年賀状を送りあったり、たまに生存を確認するかのように手紙を送る友達もいる。毎日会わなくてもそばにいなくても気になって声をかけたくなる友達。元気にしているか心配になる友達。そんなことを考えていたら余計に、別にインスタを投稿しなくっても、と思った。インスタでつながって、会ったことがないけど一方的に大好きな人もいる。こちらから勝手に同士とか知り合いとか思っている人もいる。んだけれども。インスタをしばらく離れていたら、かれこれ6年くらい会ってもいなければ連絡も取ってない友達が突然ラインをくれてびっくりした。赤ちゃん、今週で生後五ヶ月になるんだけど、離乳食を始めるのは六ヶ月くらいで良いかなという話になった。調べてみたら、WHOは離乳食ではなく「補完食」と言っており、名前が異なるように考え方も少し違った。それから食材の品目を増やすことを目的にするのではなく、栄養のバランスを考えること。それを知れただけで、勉強(っていうか色々調べてみて)してよかったと思った。日本がダメ、海外が良い!ってわけではないんだけど、日本は育児において、時に非科学的だったり母親の手を煩わせることがイコール愛情のように語られがちだ。私と夫は盲目的に日本のマニュアルに沿うのでも育児ママたちのクチコミだけを参考にするのでもなく、一旦自分で調べて考えることが大切だと思っているので、補完食においても(我が家では補完食寄りの考え方で進めることにした)自分たちが納得してやれることをしていきたいと思う。おわり。