生き方を考える

解雇を告げられて丸一週間。一週間しか経ってないのに、仕事のこととか将来のこととか、とにかく焦りすぎていて、早く考えなきゃ、早く決断しなきゃって自分を急かしていた。時間はいくらでもあるのに、心を整理するのだって、それなりの時間がかかるはずなのに。振り返ってみれば大学を卒業してから社会人として8年間くらい?無意識のうちに決断を急いでばかりいた気がする。一生懸命働いて、仕事で充実感を得て、稼いだお金を使う。それが前提のライフスタイルなり価値観が、これからも一生続くのだろうか?仕事がないのは正直焦るけど、実際問題お金は必要だけど、就職すれば全てが解決するのかと言ったら、決してそうではない。 「アフターコロナ」はコロナ以前の社会が元に戻ってくることではないと言われているけれど、人と人との付き合い方も、生活スタイルも、人生観や価値観も、社会の仕組みもガラッと変わってしまうのだろうな。(余談だけど航空会社の相次ぐ破綻によって航空券が値上がりして、どこかの国に入国するには免疫検査とかワクチン接種の条件とかいろいろあって、結果、海外旅行のハードルがめちゃくちゃ上がりそうで悲しい。)そう考えたら、わたしはこの失業期間中、「次はどんな仕事をしたいのか」を考えるのではなくて、まず「これからの生き方」を考えるために時間を使うべきなのではと思った。これからどう生きていきたいか。自分にとって何が大切か。どんな自分になりたいか。どんな暮らし(生活)を送りたいのか。幸か不幸か時間はたくさんあって、どこにも行けなくて、失業手当ももらえる(見込み)。「収入がない」事実はわたしを不安にするけれど、不安な気持ちと上手く付き合いながら、これからの生き方を真剣に考えてみようと思った。