愛国心

わたしは「右から見て左」側にいると自覚しているのだけど(※真ん中から見て左かどうかは分からない)、SNSではどうしても同じような考え方の人ばかりをフォローして見聞きする情報が偏ってしまうので、趣味じゃないけどFacebookでは理路整然とした右翼のひと(赤の他人)を何人かフォローしている。著名人もいれば一般人もいる。私は「右から見て左」なので、彼らの投稿を見ていると、当然眉を顰めるような内容もありますよ。「安倍さんしか勝たん!」「軍事費を増やそう!」「日本を守ろう!」って盛り上がっているひともいるし。でも、「安倍さんしか勝たん!」の人たちの意見、考え方を知るのはすごく勉強になるし、それらの意見に触れて私が考えを改めるときもある。そんななかで、きのう見たある人の投稿がすごく印象に残ってこれはどこかに残しておきたいと思った。勝手に引用するのもあれなのでニュアンスだけ伝えると、「自分がもっている愛国心の正体がすこし分かった気がする。政治体制や特定の政治家をリスペクトしているわけではなくて、単に日本という文化、言語、そこに住む人々、豊かな食を生み出す日本の風土を愛しているのだ」という内容だった。私も日本の風土が好きだ。この感情を「愛国心」と呼ぶのであれば、その部分においては右も左も関係がないように感じる。「愛国心」って言葉だけ見るとびっくりしちゃうこともあるじゃないですか。「日本を守る」とか。でも、この右翼のおじさんみたいに自分の「愛国心」のベースになっているものを丁寧に解きほぐして言語化していくと、実は分かり合えるんじゃないかなって思ったんだよね。