朝掘りのタケノコ(大)600円

昼、家族でちょっと遠方の公園に出かけた。かなり海側なんだけど高台にあって、芝生の広場からはちょうど海を見下ろすことができる。今日は曇りで、海はほとんどまっしろで空と海の境界もわからなかった。そういえば雑誌の仕事をしていたときに、カメラマンさんから「真っ青な海の写真を撮るなら太陽が上りきる前」と教えてもらった。子どもは家から持参したミルクパン、私と夫はほっともっとで買ったお弁当を食べた。2時間くらいしか滞在しなかったけど、屋外で過ごすと「外」を満喫した感じがする。帰宅途中に参院選補欠選挙の投票をした。会場は投票率が心配になるほど閑散としていた。子はたっぷり遊んだしお昼寝するかな、そしたら一緒に寝て休みたいなと期待していたのだが、帰りの車内で20分ほど眠ったときに体力をフル充電したようで昼寝せず。布団でだらだらしていたけどこのまま日曜が終わるのは嫌だと思って夫に子を託し一人で近所の銭湯まで。歩いて5分ほどの距離の銭湯だけど、自転車で行ったら何気に自転車に乗ること自体が久しぶりで気持ちよかった。入り口をはいってすぐのところに「朝掘りのタケノコ」という手書きの紙と、新聞紙の上に大小さまざまなタケノコが無造作に置かれていて、そういえば去年もここでタケノコを買ったっけと思い出す。いや、去年は子が生まれたばかりでそんな余裕なかったかな、じゃあ一昨年かな。特大は1000円、大600円、小200円。誰に教わったのかも忘れてしまったが、「タケノコは大きければ大きいほどおいしいんや」的なことを誰かから聞いた気がして、私はタケノコを選ぶ際に大きさを重視している。というか大きさしか見ていない。小さいのは美味しいのか?値段を付けて販売しているのだから、きっと食べられるのだろう。本当のタケノコの選び方が知りたい。入湯料460円、出発前に小銭が入った財布をのぞいたら足りなさそうだったので千円札を一枚ちいさく畳んで突っ込んで持ってきたんだけど、たぶん特大は買えなさそう。番台で1010円を支払って550円のおつりをもらい、小銭入れの中身を確認すればよかったのに怠ったから、お風呂に入っているあいだは残っているお金で「大」が買えるのか、お金が足りなかった場合「小」を買うのか否か、そんなことばかり考えていた。近所の銭湯は日によってお湯の温度が若干異なり(と、私は思っている)、今日は比較的熱い日だった。熱いお湯が気持ちよくてつい長めに入ってしまい、風呂上がりにどうしてもペットボトルに入った冷たい水が飲みたくなった。水を飲むのか、タケノコを買うのか、全て手に入らないのか。汗が引かないまま服を着て脱衣所を出て小銭入れを確認したら残金が800円もあった。「大」を買ってクリスタルガイザーを買って、頭にタオルを巻いたまま自転車を漕いで家に帰ってきたらタオルを巻くために使ったと思っていたヘアゴムがロッカーの鍵(がついたゴム)だった。