日記

四連勤も後半。四連勤ごときで大袈裟ではあるけれど私にしてはよくがんばったということにする。天気が悪かったけど客足はそこそこ。ベテランさんが「今日は暇やろうね」という日もそれなりに忙しいということが続いている。もしかして私、福の神か?鍋料理を注文したお客さん二人、蓋を開けるのと同時に「幸せ〜」と声が漏れてきて、こっちまで幸せになる。賄いはカレーうどんと煮物。カレーうどんは「創業当時から変わらない味」だそうで、たびたび地元メディアに取り上げられる人気メニューなのだが、圧倒的蕎麦派の私はこれまで食べたことがなかった。バイト先で初めて食べるカレーうどんはめちゃくちゃ美味しくて、特に余った出汁にご飯を入れて食べるのが最高だった。ことばアスペな私は「創業当時から変わらない味」がどんなものなのか本当に変わっていないのかどうやって守り続けているのか(材料?配合?)がずっと気になっていて、実際に食べることができた今日もやっぱり同じことが疑問だったけどそんなこと気にしても仕方がないってことも勿論承知している。

 

3年ぶりの海外旅行を終えて帰国したばかりの人と会ってきた。開口一番「日本はまじでやばい」「世界から完全に取り残されてしまった」と嘆いていた。ヨーロッパ大陸のある国を訪れたそうで、その国では屋外も屋内も完全ノーマスク、誰もコロナがどうだったなんて話をしておらず、完全に「コロナを乗り越え次の時代」に進んでいるように見えたと。翻って日本は何かにつけて「コロナのせい」「コロナが無ければ」「もう少し落ち着いてから…」みたいな言い訳をする人が多く、しかもそれが当たり前に通用してしまう。あらためて外から日本を見てみると「コロナにすがりついているよう」で、パンデミックという困難を国民全体で共有している(耐え忍んでいる)というおかしな連帯感すら生まれているのではという話だった。東京オリンピックパラリンピックのスローガン「united by emotion」を思い出す。エモで結束する国。

 

余談だけどガラス製作を学んできた人が「ガラスをやってると(山ほど割れたガラスを見てきたから)、ガラスが割れたくらいじゃなんとも思わなくなる」と言っていました。妙に感心。