生後109日目と、最近

昨日(108日目)は三ヶ月検診で、私が緊張していたら夫も付き合ってくれた。赤子は体重6kgを突破していて、37週で小さく生まれたわりにすくすくと育っていて、嬉しい限り。成長も問題なく、検診中にぐずることもなく終始落ち着いた感じで、保健師さんからも「順調に育っていますね」と言われて、私たちの育児を褒めてもらった感じがして嬉しかった。この100日間、よく頑張った。

 

我が家(特に夫が)は行事に疎いので3月に迎えた初節句は「とりあえず家にあるピンク色の服を着せて、娘を見ながら買ってきたちらし寿司を食べる」というレベルの低いものだったけど、前の職場の上司からお食い初めセット(器)のお下がりをいただいたこともあり、お食い初めはきちんとやってみた。お腹が空いてぐずると食事に集中できないからという理由でお食い初め開始前にミルクを飲ませたところ、そのまま寝落ちしてしまい儀式中は爆睡。寝ている赤子の唇にひたすら鯛、蛤、歯固め石、赤飯に付けた箸を当てる、という形式通りの作業をして、大人たち+一匹は鯛を美味しくいただきました。お食い初めといえば前述の鯛、蛤、赤飯だけど、ツイッターでホールケーキに「お食い初め 大きくなってね」とメッセージプレートを乗せた写真を見て私もケーキが食べたくなり、お食い初め用と称して大好きなremrefに注文した。いちど例に倣ってメッセージプレートは「●●(子の名前) 祝100日 大きくなってね」とお願いしたんだけど、しばらく考えて、大きくても小さくても細くても太っていても、健康ならなんでもいいやと思い、「のびのび育ってね」に変更してもらった。我ながら言葉に細かい&親バカだなあと思いつつ、100日を祝う日に、「のびのびと育ってほしい」というメッセージを伝えられたことは良かったなあと思う。

 

 

 

ここ数日は、話題になっていた作家の島田彩さんのnoteのことばかり考えていた。記事そのものは勿論、責任の取り方も、炎上したあとの対応も最悪だった。私は雰囲気で語る文章が好きじゃない。漠然とした言葉で、感情に頼って共感を生んで、読んだ人に「感動」や「ほっこり」した気持ちを演出する文章。書き手の伝えたいことや意図がわからない文章。自分が選んだ言葉が誰かを傷つけるかもしれない、そんな慎重さが伝わってこない文章。最近はそんなものばかり持て囃されている気がして、それが一気に表面化した出来事だった。フリーランスって人脈がモノを言うところが大いにあると思ってて。でも人脈だけに頼るんじゃなくて、取材する姿勢とか、言葉の選び方とか、文章のリズムとか、そういう仕事ぶりを見て声をかけてもらえる書き手になりたいと、改めて思った。それから、去年フリーランスになって一番最初の仕事をお断りしたこと、一生忘れないでいようと思った。